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マリオネット
わたしに、心など存在するはずはなかった。
でも、貴方に瞼を開けられた時から、
わたしの心は貴方でいっぱいになっていた。
貴方の音色が、感触が、全てが心地よかった。
貴方の話を聞けば聞く程、心が暖かくなった。
ねぇ、これが“愛”なのですか。
だとしたら、わたしは感情を得たのと同じ。
わたしは、永遠に生きられるように出来ている。
でも貴方のいない永遠を選ぶくらいなら、
わたしは貴方のいる有限を選びたい。
貴方と生きていたい。
そう、思ったのです。
滑稽な話。
でも、貴方は笑ってくれますか?
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